漱石が見た風景ーー赤門前本郷通り
○ 『三四郎』の中で漱石は次のように書く。
「三四郎は赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考へ出した。」
漱石全集第五卷『三四郎』p.456
「聞いてみて、妹が兄の下宿へ行く所だといふ事が解つた。三四郎は又綺麗な女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となつた。日はまだ全く落ちてゐない。」
漱石全集第五卷『三四郎』p.523
漱石全集第五卷『三四郎』p.456
「聞いてみて、妹が兄の下宿へ行く所だといふ事が解つた。三四郎は又綺麗な女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となつた。日はまだ全く落ちてゐない。」
漱石全集第五卷『三四郎』p.523
明治37年に有名な写真家の小川一真が『東京帝国大学』という写真集を出している。その中に、赤門前の本郷通りの写真がある。
『東京帝国大学』小川一真(明治37年)より
(本図は国会図書館のホームページ画面であり、複製する場合には国立国会図書館の許諾が必要です)